やっと目を覚ましたかい
祝!剣闘獣アニメで大活躍!!(※今更)
ってことでアニメ登場を記念して(あと新規カード化を期待して)剣闘獣記事です。
内容は「アニメでなんか(古くて)見たことないテーマ出てきたけど知らんねん」って方向けなので、既にいろいろ知ってるよって方にはあんまりプラス情報無いかも。
(2021.3追記:10期に登場した新規モンスターの紹介も追加しました)
◇基本編◇
・共通効果
「戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に自分をデッキに戻す事で、別名の剣闘獣をデッキから特殊召喚する効果」と、
「剣闘獣の効果で特殊召喚に成功した場合に発動する効果」をメインデッキに入るほとんどのモンスターが持っています。
以上、「攻撃したら控えと交代。出てきたヤツが効果を発動!」を繰り返し、デッキから出てきたときの効果でアドを稼ぐのが剣闘獣の基本戦術です。
剣闘獣の効果を通しつつ戦うためには①バトルを行う、②入れ替え効果を無効化されないという2つのハードルが必要となります。
そのため、戦闘を補助する効果が通常のデッキ以上に重要視されやすいのが剣闘獣の特徴となります。
…なお、現代の環境ではメインフェイズ1の間でも効果をバシバシ使えるような新規カードが増えてきました。
先述の根本は変わりませんが、展開方法がちょっと独特かつバトルフェイズを挟んだ後の展開を見越してぐるぐるする必要があるため、構築・プレイの難易度は少し上がった印象があります。
・融合召喚
融合次元のキャラが使用していた通り、剣闘獣は融合カテゴリ(迫真)です。
素材をデッキに戻すエセコンタクト融合を行うことで融合体の特殊召喚が可能となります。融合魔法?ナニソレ
融合体には入れ替わり効果を持つものと持たないものが存在し、とりわけ入れ替わり効果を持たない融合体は後続が途切れてしまう性質上、特殊召喚するタイミングを見極めることが重要となります。
・サポートカード
虎と戦車の2枚しかありません。
サポートカードの層の薄さが深刻なデッキでしたが、10期に多数の強力なサポートが登場しました。やったね!
◇愉快な仲間たち◇
剣闘獣モンスターはとても数が多いのですが、入れ替わりながら戦う性質上それぞれの効果や特性を押さえる必要があります。
ここからはそれぞれのモンスターの特徴を解説していきます。
・レベル4
〇ラクエル
固有効果で打点が2100になります。フィールドに全く影響を及ぼさない効果ですが、元々の攻撃力が1800と下級の中では高く戦闘を任せやすいため、下級の中でも複数枚積まれることが多かったカードです。
特に出したい奴がいない場合にとりあえずで出されたりもします。ヘラクレイノスの融合素材に指定されているため、その点も十分採用理由になります。
かつて環境デッキだった時代では、2100という攻撃力は攻撃力1900のアタッカーの上を取れ、サイバードラゴンでも相打ちになるという数値だったためアタッカーとして非常に活躍していました。
しかし、現代ではこの攻撃力だけで活躍させることは難しくなっており、融合素材になれることや星4/炎属性/獣戦士族といったサポート豊富なステータス面に着目して活用を考える必要があります。
〇ベストロウリィ
通称「苺」ストロベリィ。
固有効果はフィールド上の魔法・罠を一枚破壊する効果です。
単純にアドバンテージを生み出せる効果であることに加えて、剣闘獣最強モンスターであるガイザレスの融合素材でもあり、下級の中でも群を抜いて重要なモンスターになります。
ちなみに破壊効果は強制なので、自分の場にしか魔法罠が無い時にデッキから出すと自分のカードを破壊してしまうドジっ子でもあります。
〇ダリウス
固有効果で剣闘獣を効果無効にして墓地から特殊召喚します。ガイザレスを成立させたりランク4のエクシーズ召喚に向かったりするときに重要なカードとなります。
また、リンク召喚が登場した影響を一番大きく受けたモンスターです。
モンスターの頭数を増やすことの重要性が飛躍的に増し、さらに墓地にモンスターを送りやすくなったことで効果も発動しやすくなりました。
現在の剣闘獣ではダリウスを絡めつつどう展開するかが一つのカギになっています。
特殊召喚した剣闘獣の効果解決時までにコイツが死んだり裏返ったり脱出したりしてると効果は有効になるので、とりあえず蘇生した剣闘獣でも効果発動を勢いよく宣言しましょう。
2020年追記
再録に伴う裁定変更で、このような場合でも効果は無効のままとなり弱体化しました。
〇エクイテ
墓地の剣闘獣カードを手札に戻します。
強力なカウンター罠である「剣闘獣の戦車」を使いまわすのが最も有名な使われ方ですが、剣闘獣カードならなんでも手札に戻せるためモンスターを回収して次に備えたり、「再起する剣闘獣」で展開したりと活躍の幅はかなり広くなっています。
見た目は獣戦士族っぽいのに、羽が生えてたからと鳥獣族にしてもらえたので、苺ともどもゴットバードアタックの素材になれます。
いわゆる「鳥剣」とよばれる鳥獣族を主軸にしたデッキが組めるのもこのカードの存在が大きいでしょう。
〇ラニスタ
特殊召喚成功時、墓地の剣闘獣を除外して名前をパクります。こいつも鳥です。
効果はぱっとしないのですが、ラクエルと同じくスタート1800打点であり、しかもゴッドバードアタックで食えるのでかつての鳥剣ではよく使われていました。
微妙に入手しにくいのが欠点です。
〇ディカエリィ
固有効果を持っている状態だと二回攻撃になる1600打点です。アレクサンデルを特殊召喚するためにはこのカードが起点である必要がありますが、どっちもあまり使われません。
単独で3200まで打点を出せたり2面解決できたりするのはそれなりのセールスポイントにはなるので、頑張れば活躍できるだけのポテンシャルは持っているのですが、やはり影の薄さは否めません。
〇ホプロムス
固有効果で守備力が2400になります。素は2100です。
素の守備力が高く、下級の攻撃を受け止めて後続にアクセスできるのがセールスポイント。
かつては下級アタッカーの攻撃力1900を受け止められたため、剣闘獣がモンスターを裏守備でセットするとこのカードを警戒させて攻撃をためらわせるほどの存在感を放っていた時代もあります。かつてはね。
現代の環境では大型モンスターがぽんぽん出てきて殴りかかってくるため、使い勝手はかなり悪くなってしまいました。
ただし、コイツは獣でも鳥でもなく岩石族というものすごい個性を持っているため、岩投げエリアを搭載した「岩剣」という特殊な構築でキーパーツになります。
岩剣は動きもなかなか面白いので、変わったコンボが好きな方は組んでみても良いかもしれません。あ、スパルティクス出せます。
〇アトリクス
デッキから剣闘獣モンスターを墓地に送り、名前とレベルをコピーする効果を持ちます。メスケモです。
下級でありつつエーディトルの融合素材になれるという点が優秀で、しかもコストで墓地に送るため墓地送り自体は止められないというメリットもあります。
名前コピーも融合召喚の補助として使える場合もあり、テクニカルで小回りの利くモンスターです。
ただし、ステータスが守備力偏重で攻撃力が低いため、アタッカーになりにくい欠点があります。出したらなるべくすぐ融合素材にしてしまいたいモンスターですね。
〇セクトル
固有効果を持っている状態で戦闘を生き残ると、バトルフェイズ終了時にデッキに戻らずに追加で2体の剣闘獣を呼び出します。
打点が400しかなく効果発動タイミングも遅いため効果を発動するには多大な補助が必要となります。
そのため、このカードを使うにはある程度は特化した構築を考える必要があるのですが、剣闘獣が2体増えてそれぞれの効果まで発動できるという爆発力はすさまじく、まさしくロマン砲といえます。
最近ではメイン1でスレイブパンサーの効果でこのカードを固有効果がある状態で特殊召喚できるようになったため、効果発動のハードルはかなり下がりました。
使ってみると本当に展開しまくれるのでロマン好きな方は一度使ってみてください。
〇アンダル
効果を持たない通常モンスター。
兎や予想GUYなど通常モンスターサポートで呼び出せることを利用して使用されます。
皮肉なことに、一部の効果持ちよりよっぽど使いやすいです。
〇ティゲル
共通効果が無い上に余計な事だけいっぱい書いてるトラ。
・レベル3
〇ムルミロ
固有効果で表側のモンスターを一体破壊します。
戦闘で突破困難なモンスターに対処できるため、レベル3剣闘獣の中ではかなり扱いやすい部類となります。
が、いかんせんレベル3勢の例にもれず打点が低いため引いてしまうと弱く、処理に困るという難点があります。
相手の場に対象になるモンスターがいないのに出すことはまず無いので気にすることは滅多に無いと思いますが、強制効果です。
自分のフィールドにしかモンスターがいない場合、自爆することになります。
〇レティアリィ
固有効果で墓地のカードを1枚除外できます。
フィールドにこそ干渉できないものの、墓地を利用するデッキに対して器用に立ち回れるようになり、シルバーバレット的な戦術を取る剣闘獣の性質とかなりマッチしています。
ただ、環境の高速化に伴い、戦闘を挟まなければ効果を使えないこのカードはメタカードとしては遅すぎる場面が増えたため、効果だけを目当てに採用するのは少し厳しいかもしれません。
〇サムニテ
非常に手間のかかるサーチ効果。
戦車も持ってこれるけど効果が通る気があまりしない。
効果はとても弱いのですが、このカードは「レベル3の獣族」という点が最大のセールスポイントであり、レスキューキャットからこのカードを特殊召喚する「猫剣」と呼ばれるデッキで使われた実績があります。
攻撃力もレベル3勢のなかではそこそこ高い方なので、効果よりスペック面が優れていたために活躍の場が広がったカードと言えるでしょう。
〇トラケス
海外からきた親戚の一人。
海外産の例にもれず効果はあまりにも使いにくいのですが、魚族なので超古深海王シーラカンスで展開することができるためかろうじてティゲルよりは使えます。
・レベル5以上
〇アレクサンデル
魔法の効果を受けなくなる2400打点。ディカエリィからしか出せない。
上級モンスターなのでレベル3剣闘獣以上に事故要因となり、さらにこのカードを唯一特殊召喚できるディカエリィもあまり使われないと、不遇な存在です。
魔法の効果を受けないという効果も一見すると強力なのですが、装備魔法などの自分のサポートカードの恩恵を受けられないというデメリットとして働く場面も少なくありません。
特に、専用サポートであるはずの闘器の効果も一切受けられないのは、スパルティクスと対のデザインゆえなのでしょうか?徒手空拳で戦うのかな。
イラストはめちゃめちゃ格好いいのでサポートさえ充実したら使ってみたくはあります。
〇スパルティクス
固有効果は「闘器」という装備魔法のサーチ。
大型なので以下略。
ホプロムスからしか出せない、サーチ先の「闘器」も通常の構築で使われない、というこちらもなかなかな有様。ホプロムスがディカエリィよりもさらに攻撃力が低く、積極的に攻撃に参加しにくいため取り回しの悪さはアレクサンデル以上です。
ただ、闘器とのシナジーがあるという個性は面白く、闘器にフィーチャーした型であればワンチャンあります。
〇アウグストル
固有効果は手札から剣闘獣を特殊召喚する効果。比較的最近(2014年)出たカード。2600打点を持ち、どの下級からも特殊召喚でき、鳥獣族であるという、上記の二枚とは異次元のスペックを持っています。
手札から出した剣闘獣も効果が有効になるため、引いてしまったムルミロを処理しつつ除去効果を使ったり、同名モンスターを出してランク8エクシーズ召喚をしたりといった器用な動きもできます。
ですが、大型ゆえ事故要因になりやすい点は変わらず、そこそこ性能は優秀だけど使いにくいので採用にはひと工夫必要なモンスターです。
手札の剣闘獣を有効に処理する手段があればもっと使われるようになりそうなのですが、サポートカードに恵まれてないといった印象ですね。
なお、アンダバタエの融合素材に指定されています。
後述の事情からアンダバタエを融合召喚することは少ないのですが、一応覚えておくと使える場面が来るかもしれません。
〇オクタビウス
セットされている魔法罠を割る効果を持っています。なんでベストロより効果弱いねん
後続につなげる効果を持たず、デメリットとして維持コストまで要求する有様で、打点もアウグストルに負けているという不遇なカード。
出た時期が違うとはいえ、ファンデッキ以外でこのカードに採用意義を見出すのは難しいです。もし使うなら、レベル7の鳥獣族であるという点を活用することになると思います。
〇ノクシウス
相手の直接攻撃宣言時に手札から特殊召喚し、攻撃対象を自分に変更する効果、特殊召喚時にデッキから剣闘獣カードを墓地に送る効果を持っています。通称グラディアルクリボー。
効果で特殊召喚した場合その戦闘では破壊されませんが、破壊されないのはその一回限りなので、生き残って入れ替え効果につなぐためには最後の攻撃まで待つ必要があります。活躍できる場面は限定的ですが、奇襲性には優れています。
上の効果はむしろオマケとして見て、ある程度使いやすい上級剣闘獣であることに注目しエーディトルの素材目的で採用するのが基本になるでしょう。
墓地をこやす効果も、エクイテやダリウスとの相性がよく有用です。
〇ウェスパシアス
剣闘獣が戦闘する際に手札から特殊召喚できる効果、フィールド上のモンスターの攻撃力を500上げる効果を持つ新人です。
上級ながら自分で特殊召喚できるため奇襲性が高く、自身も2800の攻撃力を持ちながら味方の攻撃力も上げられるというかなり器用なモンスターです。上級剣闘獣の中では最も軽くて使いやすいモンスターと言えます。
レベル7の海竜族というちょっと変わったステータスを持っており、エクシーズ召喚に使いにくかったり獣系のサポートを受けられなかったりするデメリットになる場合もあるのですが、新しい剣闘獣のサポートカードは「再起する剣闘獣」や「剣闘排斥波」など、「同じ種族の剣闘獣がいない」ことを条件とするカードが増えており、
被りにくい海竜族である点はむしろプラスに働く場面の方が多いでしょう。
・EXデッキのモンスター
〇ガイザレス
特殊召喚成功時にフィールド上のカードを2枚まで破壊できるというすごい鳥。
戦闘すると再び2体に分裂し、後続確保も怠らないというアフターケアまで完備した名実ともに剣闘獣のエースです。アニメでも大暴れしてましたね。
剣闘獣最強のカードと呼んで差し支えなく、黎明期の剣闘獣をファンデッキから環境トップデッキの一角にまで押し上げた文句なしのパワーカード。剣闘獣自体は環境から姿を消して久しいものの、このカードのパフォーマンスは現代でも余裕で通用するほど高いです。
また、カードを破壊する効果は「融合召喚に成功した時」」ではなく「特殊召喚に成功した時」です。つまり、一度融合したこのカードが墓地に送られた場合、死者蘇生や再起する剣闘獣の効果で特殊召喚するとまた破壊効果を使うことができます。
効果にターン1制限もついていないので、ブン回れば同じターン中に2~3回ほどガイザレスを連打してフィールドを荒らしまわることも可能です。
半面、相手に死者蘇生で奪われるとこちらのフィールドを割られてしまうリスクもあるため、注意が必要です。
剣闘獣デッキを組む場合、どんな型を選んでも「いかにこのカードにつなげるか」が重要な要素となります。
〇ヘラクレイノス
手札を一枚捨てることで、魔法罠を無効にできるフィニッシャー。
分離する効果は持っていませんが、見ての通りの制圧タイプのカードなのでこいつの場合はそれほど問題にはなりません。モンスター効果をカウンターするドミティアヌスや戦車とは補完関係にあり相性も良いです。
が、効果に手札コストを要する上に特殊召喚するために三体ものモンスターを消費するため、突破されてしまうとジリ貧に陥りやすく、勝負を決めに行く盤面以外では無理に出さない方が良いことも多かったりします。
強力な切り札であることには違いないので、ここぞという場面で特殊召喚したいカードですね。
〇ドミティアノス
モンスター効果を無効にして破壊する効果、相手モンスターの攻撃対象をこちらが選択できる効果を持つ期待の新星です。
ヘラクレイノスと違い手札コストが不要な分無効にできる回数は各ターン1回のみなので使いどころは見極める必要がありますが、効果は非常に強力です。
また、地味なのか相手にはたまに読み飛ばされたり忘れられたりするのですが、攻撃対象を選べる効果も極めて強力であり、3500ある打点とあわせ戦闘による突破をかなり困難にしています。
正規の融合にはやや手間がかかりますが、エーディトルの効果で召喚条件は無視できるためかなり扱いやすい剣闘獣デッキの新たな切り札です。
〇エーディトル
上級モンスター×2で融合召喚でき、剣闘獣融合モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚できるズルい効果を持っています。
上記のヘラクレイノスやドミティアノスといった重い融合モンスターを踏み倒せるため、上級剣闘獣を2枚並べることが剣闘獣の最終的に目指す盤面になってきました。
効果に同名ターン1回の制限がないため、効果を使った後でリンク素材にするなどして墓地に送り、蘇生すると再び効果を発動できます。そのため、展開次第ではドミティアノスとエーディトルを並べるといったことも十分可能です。
オマケでついている、「戦闘した剣闘獣をデッキに戻すと入れ替え効果が使える」効果は一見すると無意味な効果にも見えますが、アンダルのような通常モンスターやティゲルのような自力では入れ替われないモンスターを疑似的に剣闘獣の仲間に入れてあげることができる優しさにあふれた効果です。
また、戻したモンスターと同名モンスターを出すこともできるため、エクイテを戻してエクイテを出す、といった芸当も可能です。ダリウスの効果で特殊召喚し、効果が無効になっている剣闘獣も入れ替えることができます。意外と器用に使えるので、覚えておくと役立つ場面も多いでしょう。
〇アンダバタエ
アウグストル+剣闘獣×2で特殊召喚できます。トカゲの見た目なのに獣戦士だそうです。
上のエーディトルをちっちゃくした版みたいな効果を持っており、レベル7までの剣闘獣融合モンスターを踏み倒すことができます。事実上、ガイザレスを特殊召喚する効果と読みかえてもいいです。
フツーに使う場合、アウグストルが上級モンスターであり、剣闘獣×2で出せるエセダリも上級モンスターなので、このカードを出さずともより素材がゆるく出せる範囲も広いエーディトルを特殊召喚できてしまうのが難点です。
ですが、このカードはエーディトルとは異なり融合素材にすることができるため、ガイザレスを特殊召喚して2枚破壊してからガイザレスとこのカードで融合してエーディトルを出す、といった中継ぎ的な運用が可能です。
〇ゲオルディアス
戦闘破壊したモンスターの守備力分のバーンを放ちます。
滅多に使われないスパルティクスが融合素材なのでレインボーフィッシュより目にする機会が少ないレアな恐竜です。
〇エセダリ
素材縛りが無い代わりに効果もない打点2500です。
後続が切れてしまうため、現状ほとんどの場合はこいつを積極的に狙うよりはランク4を出したほうが強いです。ただ、剣闘獣をいつでもデッキに戻せるため引いてしまったムルミロなどをデッキに戻す役を担うことはできます。
また、好きな下級モンスター×2を上級剣闘獣モンスターにすることができるという見方もできるため、コイツを挟むことで下級モンスターでもエーディトルの融合召喚に使うことができます。
〇ネロキウス
縛りなし素材3体2800打点。
戦闘破壊耐性、攻撃時に魔法罠モンスターの効果を発動させない効果、2体に分離する効果を持っています。
安全に2800打点で戦闘をこなしつつ、頭数は減るとはいえ後続も呼び出せるとそこそこ優秀な効果を持っており、海外から来た人の中では優秀です。ダリウス経由で作るならモンスターの数は減らず、固有の役割も持たせやすいため、エクストラの枠があるならばそれなりに採用に値するモンスターだと思います。
〇ドラガシス
剣闘獣×2のリンクモンスター。普通に使う分にはスレイブパンサーを出す方が強い場面が多かったりします。剣闘獣が攻撃するときに相手が効果を発動できなくなる効果があるため、安全に攻撃することができるのがポイント。
悪くないけど使い勝手に難がある、というカードだったのですが、「鉄獣戦線」の登場によってこのモンスターの評価は一変しました。
鳥獣族・リンクモンスター・剣闘獣というステータスを持っていることにより、鉄獣戦線の効果を使えばエクストラデッキからいきなり剣闘獣を供給することができるようになりました。
戦闘すれば2枚に分裂するため展開を伸ばしやすく、「鉄獣戦線フラクトール」1枚からこのカードを特殊召喚し、攻撃を行う事でメイン2でドミティアノス・ヘラクレイノス・王神鳥シムルグを並べるといった展開をすることも可能です。
・その他サポートモンスター
〇スレイブタイガー
自分の場に剣闘獣がいれば特殊召喚でき、自身をリリースすることで剣闘獣を効果有効で入れ替えることができる優秀な虎です。
かつての有名な構築「アライブ剣闘獣」の軸であり、プリズマーと2枚でガイザレスを作ることができます。
ちなみに、現在では特殊召喚したこのカードでそのまま効果を発動するより、スレイブパンサーのリンク素材にした方がお得な場面が多いため、使いやすいリンク素材としての運用の方がメインになるかと思います。
〇スレイブエイプ
効果はリクルーターですがこいつが剣闘獣ではないため出てきたモンスターが効果を使えないという致命的な欠陥があります。ほぼ使われることはないです。
〇スレイブパンサー
リンク2のサポートアニマル。デッキから剣闘獣カードを手札に加える効果と、剣闘獣を戦闘せずに入れ替える効果を持ちます。
どちらも非常に有用で、現代剣闘獣はこのカードから展開するデッキになったと言えます。サーチ候補の筆頭は蘇生効果のある「再起する剣闘獣」で、リンク素材にした剣闘獣をサーチした再起で蘇生し、さらにパンサーで入れ替えて効果発動、という流れが可能です。
以上が剣闘獣に関連するモンスターの紹介でした。
魔法罠、その他の部分については気が向いたらまた記事にしようと思います。
ではでは。
追記
続編はこちら。