可能性なんて言葉に縋るほど
お久しぶりです。
お店のオブジェクト展示大会とかいう斜め方向からの剣闘新規(一応まだ未確定)情報からの、
エーディトル再録情報でほぼほぼ剣闘獣強化が確定し盛り上がりを見せている剣闘界隈ですが、
……来ない。
公式からの、追加情報が。(たぶんデッキ体験会枠=7月頭ごろに公開?)←これも違ったようです
ということで、本来は剣闘獣の確定情報が出たら何か書こうと思っていたんですが待てど暮らせど出てくる様子もないし、
そろそろ放置期間が4ヶ月近くなってきたので旬の話題に飛びつく形で、
新規剣闘獣の予想をしてみたいと思います。
なお現在確定情報と言えばイラストだけなので、以下は完全に個人の妄想です。
当然ながら公式情報とは一切関係ありませんのでご了承ください。
今回もは前置き長めなので新規の話題が気になる方は下の目次から飛んでくださいね。
目次
前提として
剣闘獣のちょっとした解説については3年近く前の過去記事がこちら↓
そこまで細かい解説にはなってないので必要があればそれはいずれ。
命名ルール
剣闘獣にはざっくり命名ルールが存在しています。
主に、こんな感じ
下級:剣闘士の『種類』ないし『役職』に使われていた名前
例)ラクエリィ、ベスティアリィ、エクイテなど
上級:古代ローマ・ヨーロッパの皇帝、英雄
補助:スレイブ+動物の名前
例)タイガー、エイプ
上級モンスターについては、後になって追加されたものにはしばしば上記ルールに反しどちらかと言えば下級の命名ルールに従っているものもいます。
たとえばエセダリ、エーディトル、アンダバタエがそうです。
特にアニメ出身の2体に関しては下記のようにイラストに関する部分についても例外的なため、アニメ産ってもしかして開発元が若干異なるんでしょうか…?
リンクモンスターのドラガシスは皇帝が元ネタですので、リンクモンスターは上級ルールに従うと考えられますね。
ちなみにティゲルだけは古代ローマ関連で名前の元ネタになっていそうなワードがどこにもなく、遊戯王wikiで確認しても
「ドイツ語で『トラ』のこと」
としか書かれていないため、完全に命名ルールの例外にいます。
やっぱこいつ剣闘獣じゃないんじゃねぇかな。
イラストのルール
ルールというほどのものではありませんが、イラストにも若干の方向性がみられます。
下級:直立二足歩行(?)できそうな骨格の動物が武装している
融合:素体のモンスター中心に複数のモンスターの特徴や武装がみられる
スレイブ:フレンズ化してない動物
ガイザレス、ヘラクレイノス、ゲオルディアスといった名称指定の融合素材があるモンスターは基本的にそのモンスターが素材になっていることがわかりやすいデザインになっており、素材の名称指定がない融合モンスターは特に素体っぽいモンスターはいません。
アニメ出身のアンダバタエはアウグストルを指定していますが、こいつだけ例外的にヤモリだかトカゲだかの鳥とは似てもつかない爬虫類みたいになっています。
ちなみに獣戦士族なので鳥獣でも爬虫類でもありません。なんなんだこいつは。
ドラガシスはアウグストルに似た白い鳥が素体ですが、アウグストルが素体だと言い切れるほど判然としていないのでリンクモンスターに素体が描かれているかは不明です。
ちなみに、下級モンスターの武装は元ネタと比較的関係が近いものが多いです。
縄闘士ラクエリィが元ネタのラクエルが炎の輪、漁師風の網闘士レティアリィの三又槍、騎馬闘士であるエクイテの下半身が馬にされているなどの例があります。
槍で野獣と戦うベスティアリィが元ネタのベストロウリィは槍を持つどころか素手ですが、ベスティアリィの和訳は闘獣士のため槍要素は重視されなかったと考えられます。
効果のルール
MtGと比較すると、遊戯王はテキストでそのカードの情報を表現しようとすることはあまり行われておらず、したがってイラストや元ネタから効果を推測することは困難です。
とはいえ全くそういうテキストの工夫が無いというわけではなく、剣闘獣でも狙ってか偶然か、元ネタを感知できるような効果が見受けられます。
例
ラクエル…ラクエリィ(縄闘士)は他の剣闘士の前座の役割であり、先陣を切る仕事が似ている
ディカエリィ…ディマカエリ(二刀闘士)は二刀流で戦う剣闘士であり、二回攻撃で表現されている
新規剣闘獣の予想
それでは前置きが長くなりましたが、以上を前提として新規剣闘獣を予想していきたいと思います。
どーん!
剣闘獣サジタリィ
巨大な弓が特徴の剣闘獣。下半身はエクイテに近い馬型になってますね。
弓矢を武器にした射手闘士はサジタリィと呼ばれるものが存在しており、名前としては非常に有力でしょう。
画像から全体像は掴みにくいため元生物を判別するのは難しいのですが、足の羽根飾り?がなんとなくペガサスを思わせますね。
下級剣のルールに従っており頭身が高めなのでレベルは4でしょうか。
強化枠としての参入なのですが、はっきり言って剣闘獣は従来の共通効果だけだと効果にどんなに強いことを書いてもあんまりクリティカルな強化にならない(そもそも現状ではある程度コントロールできてないと戦闘条件を達成しにくいため)ので、共通に加えた何かしらの追加効果で展開サポートになっていると嬉しいところ。
星4/光属性/獣戦士族/攻1500/守1000
①このカードが召喚に成功した場合に発動できる。手札から「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。
②このカードが「剣闘獣」と名のついたモンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、デッキからカードを1枚ドローできる。
③このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にこのカードをデッキに戻す事で、
デッキから「剣闘獣サジタリィ」以外の「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。
剣闘獣トリクス
若干隠れて見えにくいですが、膨らんでいるように見える胸、かろうじて確認できるスパッツ、そして筋骨隆々な剣闘獣のなかで比較的筋肉が薄めに見えることから、これはメスケモの剣闘獣なのではないでしょうか。
剣闘士にも女性は存在しており、女闘士はグラディアトリクスと呼ばれていました。
これが元ネタとして考えられそうですね。
他の候補としては、巨大な盾や(ちょっと画像からは確認しづらいですが)胸上部を保護しているような装甲の形状が挑戦闘士プローウォカートルの特徴と一致します。
なので、剣闘獣ウォーカトル、みたいな名前である可能性もありますね。
動物としての元ネタは特徴的な耳の形状や太まゆに見える模様から、カラカルでしょうか。けもフレかな?
巨大な盾で武装していることからやや守備力高めのステータス配分だったり、動きを補助するような効果なんじゃないかなぁと予想しています。
星4/地属性/獣戦士族/攻1100/守1900
①このカードが「剣闘獣」と名のついたモンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、
デッキから「剣闘獣」と記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にこのカードをデッキに戻す事で、
デッキから「剣闘獣トリクス」以外の「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。
スレイブパンサー
直立二足歩行できなさそうな骨格、スレイブタイガーにもみられたボロ布のような装飾から、これは剣闘獣ではなくスレイブでしょう。
元動物は黒豹、パンサーであるように見えますね。
効果としては、現状のスレイブ族がそれぞれデッキからのリクルート能力で剣闘獣をサポートしていることから、同様に何らかのリクルート能力をもっているという予想が本命ですが、下手なリクルート効果だとスレイブタイガーの劣化になるし、逆に強くし過ぎるとスレイブタイガーの立場を奪う事もあり得るので、別方向からの強化である可能性も捨てきれません。
スレイブはレベルがそろっていないので順当に埋めていくなら1、スレイブタイガーと同じような役割として出てくるなら見た目的に3かなぁといったところ。
星1/地属性/獣族/攻 300/守 200
(1):このカードはフィールドまたは墓地に存在する限り、「剣闘獣」モンスターとして扱う。
(2):このカードが墓地に送られた場合に発動できる。デッキから「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。
(3):「剣闘獣」モンスターが戦闘で破壊される場合、かわりに墓地に存在するこのカードを除外できる。
剣闘獣スキソル
隠れてしまっていますが、武器は剣に見えます。
奥の方の手が見えないため断定はできないのですが、全身の刃のような形状や盾を所持していない様子から推測するに、元ネタとして有力なのは切断闘士スキッソールでしょう。
新融合体(?)の素体に用いられていることからするとこのモンスターは新しい剣闘獣の中でも中心的なモンスター、目玉として採用されることが期待されていると考えられ、それを前提にデザインされているとすれば共通効果に加えた何かしらの効果を追加されている可能性も十分ありえるでしょう。
トカゲだかちょっと元ネタ生物は判別しにくいですね。待望の主力級爬虫類剣かな?
星4/水属性/爬虫類族/攻1800/守600
①自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動できる。手札からこのカードを特殊召喚する。
②このカードが「剣闘獣」と名のついたモンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、
デッキから「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターは効果を発動できず、ターン終了時にデッキに戻る。
③このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にこのカードをデッキに戻す事で、
デッキから「剣闘獣スキソル」以外の「剣闘獣」モンスター1体を特殊召喚する。
剣闘獣ディオクレティアス
看板を飾る大型モンスター。先ほどのスキソルさん(仮名)を素体としてかつての剣闘獣複数の特徴を備えていることから、ヘラクレイノスに匹敵する融合モンスターの切り札であると考えられます。
とすると命名ルール的にはローマ皇帝か高名な英雄が用いられそうなのですが、候補が膨大過ぎてさすがに絞り切るのは難しそうでした。
その中で、まだ剣闘獣に元ネタとして使われておらず、比較的名前の知られているローマ皇帝であり、軍人皇帝として専制君主制を確立させたことで知られるディオクレティアヌスを候補としてみました。
3体融合のフィニッシャースペックであれば、最近トレンドの除去耐性は欲しいところ。また、近年の置物系は効果無効系と盤面破壊系に大別されますが、剣闘獣のパーミッション要素は既に戦車とヘラクレイノスが担っているため、こちらはフリーチェーンの除去効果を持っているんじゃないかなと思います。
レベル7以下ならアンダバタエで出せますが、希望は薄いでしょう。まぁ、そもそもアンダバタエドラガシスって並ぶならエーディトルから出ますしね。
星8/水属性/爬虫類族/攻2900/守2500
「剣闘獣スキソル」+「剣闘獣」と名のついたモンスター×2
自分フィールド上の上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。
①このカードは効果によって破壊されない。
②1ターンに1度、手札を1枚捨てフィールド上のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
③このカードが墓地に送られた場合に発動できる。エクストラデッキから「剣闘獣ディオクレティアス」以外の「剣闘獣」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
まとめ
以上、新規剣闘獣大予想でしたがいかがだったでしょうか。
剣闘獣に触れたことが無いよ、という方にもこれを機会に興味を持っていただけると嬉しいです。
また、剣闘獣好きだよ!という方も新規の予想してみてくださいね。新規追加後にも剣闘界隈が盛り上がる事を楽しみにしています。
では、お付き合いありがとうございました!
こうはなるなよ