僕の奥に潜むポテンシャルみたいなもん

お久しぶりです。ほぼ半年放置してました。忙しかったんです(言い訳)。

下北沢の動画に出させてもらった影響で界隈で少しだけデッキが話題になったので、機会があったらブログに思考過程をまとめようと思ってたんですが、

店舗代表も取れて今期は一段落したので、いい機会だしいろいろ纏めとこうと思います。

 

 

『魔王』とは

明確なカテゴリではありませんが、ストラクの新ディアボロスとディストピアを中心としたシナジーを含むモンスター群で構成されたデッキです。

他のテーマを軸にディアボロス(と、ディストピア)だけ出張した型が「魔王○○」と呼ばれることが多く、それに対する形でこれらの方を主軸としたデッキタイプが便宜上「(純)魔王」と呼ばれています。

 

魔王っていうデッキテーマの基本的なところについては既に解説されているブログがいくつかあったのでそちらもご覧ください。

 

くっそどうでもいいけど悪魔嬢リリスリリスってリリースと被せてるに違いない

 

 2019.1月改訂後追記

この記事はおよそ一年前の制限・環境を前提に作られた構築を解説しています。

改定の影響で変わった部分などはのちのち機会があったらあらためて書こうと思います。

 

コンセプト

相手の盤面を崩しながら罠とモンスターで除去コントロールにはめ、ディアボロス着地を目指す。

ライフを0にすると言うより、リソースを削り切って勝つみたいなイメージ。

 

ディストピアのカードパワーが非常に高い上に7枚+トーチで探しにいけるため、全体として構築はディストピアに寄せています。

 

デッキ

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各カードの採用理由とか

必要だと思うやつだけ抜粋。

 

メイン

トーチ・ゴーレム

単体で複数の役割を同時にこなすこのデッキ最強の初動。

ただし他が貰わない誘発をめっちゃもらう。

通常のリンクリスパイダーアカシックセキュリティFWDの動きをする途中、アカシックマジシャンでアフリマ、リリスディストピア、といった揃っていないカードを宣言して拾いに行き、ついでにディアボロスやデストルドーを墓地に落とせればラッキー。

トーチトークンをリリースしてリンクリボーを蘇生する動きでリリースが絡むためディアボロスにアクセスできていれば盤面に繰り出せ、

最後にスカルデッドにすることでディストピアリリスへのアクセスを増やせます。アカシックも含めて上から8枚もめくれるので通ればだいたいディストピアリリスできます。

また、リリスをスカルデッドでSSするれば打点は2300という信頼できる数値になり、相手の場にあるトーチもウイルスやディアボロスの効果コストでどけてしまえるので無駄が無いです。

1枚から繋がる動きのすべてがデッキのギミックと噛み合っているため文句なしの採用。

 

グローアップ・バルブ

実質ハリファイバー。

状況によってはおろ埋から蘇生してアフリマやリリスの餌になってもらうこともある。

 

亡龍の戦慄ーデストルドー

霊廟おろ埋の選択肢でハリファイバーになれる。

アフリマのコストにして無理やりディアボロス出すパターンもある。

アカシックでめくったついでに落ちてもおいしい。

 

増殖するG

今期は思考停止で積むカードではないと思うけど、盤面作ってくるデッキならまだ返せても先行ワンキルかましてくるデッキに回られるとそこで自分のターン来る前に終わるので後手とるプランを選んだ以上投入が決定しました。

 

PSYフレームギア・γ

インフェルノイドとの相性がやばすぎて狂宴を一枚で受けきれるカードとして。

普通に妨害として使っても強いしハリファイバーやΩとの相性も〇。

 

死者蘇生

このデッキの手数が少なく小回りきかない部分を大いに改善してくれる。

アフリマやリリスを拾い上げ途切れたリリースループを継続したり、相手の墓地から良いカード拾ったりできるのが優秀でした。

リンクやハリへの展開につながるのも良い。

 

墓穴の指名者

基本はノイドへの対処札と考えながら、他のデッキも広く見れるため採用。

墓地経由するデッキの多さから妨害として機能することも多いし、トーチに対する誘発ケアやら閃刀姫のレイ処理やら普通に仕事は多いです。

 

エネミーコントローラー

シャドウディストピアがあれば最強の妨害、無くても最低限の仕事はしてくれるカード。

相手がハリファイバーを出してきたら出てきたチューナーをコストにハリファイバーをもらってそのまま変身させるとか、相手から打点を奪い取って強引にワンキルを作りに行くとか、足りない手数を増やす意味ではかなり優秀でした。

コスト無しで相手モンスターを寝かせるモードもたまにワンキル阻止とかで役立つのでフィールド割られても諦めないでください。

 

闇のデッキ破壊ウイルス

後手取るのにウイルス渋いっていう意見ももっともだし実際僕もそれは正しいと思うんですが、シェアかなりの数を占める閃刀姫やオルターガイストに対して盤面を裁いてから1回当てるだけで巻き返しを許さない打撃を与えられるのがどうしても魅力的でメイン採用。

苦手なインフェルノイド相手でも「芝刈り名推理モンスターゲート左腕煉獄の虚夢etc」を弾ければかなり優位に立てますしね。

 

戦線復帰

リリスとの噛み合いでデッキを回転させる良サポート。

リリスの効果で持ってこれるしリリスを蘇生して妨害にできるし、止まってしまったリリースギミックに再び触れるようになります。

地味なところでは、閃刀姫のシャークキャノンとかで墓地のディアボロスが狙われた際に避難させるために使うこともできます。

 

サイド

浮幽さくら

先攻ワンキルとトップシェア化が予想された閃刀姫を見れればいいやで採用したのでエレクトラム入ってませんが、トロイメアケルベロス(全然使ってない)とかスリーバースト(ほとんど使ってない)を抜いて、見せる用のカードもうちょっと入れてもいいかなとは思いました。

デッキの中に残ったやつは、闇属性なのでハリファイバーから出してアフリマのコストにしたりしてました。便利。

 

魔のデッキ破壊ウイルス

王水精鱗みたいなたまにいるモンスター比率多めのデッキに対して結構な打撃になるのと、それでなくてもコストの指定が比較的緩いのでディストピア下で適当な敵をリリースしながらピーピングハンデスできるカードということで、罠の対応範囲の穴埋めとして入れていました。今期デッキ多かったからね。

が、やっぱり後手ウイルスはかなり尖って刺さらないと入れる意味が薄いのとオルターガイストはともかく(マリオネッター落ちないし)閃刀姫っていう最大シェアを持ってる相手に特に強みが無いので使用回数はそこまで多くなかったかなと思います。

 

次元障壁

ペンデュラム(と儀式)を刈り取る形をしている。

 

拮抗勝負

ペンデュラムとか閃刀姫とかオルターガイストみたいな盤面埋めてくるタイプのデッキの妨害をまとめて踏めて強いんだけど通用するしないがはっきりしてるのでサイドに落としました。

 

エクストラは特に言うことないと思います。

カガリはエネコンで寝取ったシズクを変身させたり、死者蘇生でパクった閃刀姫レイで変身して打点にしたりでたまに自分で使いました。

 

追記①トロイメア・グリフォンくん採用。トーチ展開でアカシックで罠が落ちた時、最後スカルデッドではなくこちらをSSすることで罠を拾い構える動きが選択肢に入ります。

追記②新弾後はoutスリーバースト・ニンギルス・カガリのinグリフォン・サモンソーサレス・見習い魔嬢になりました。

 

採用を見送ったカード

アーティファクト

噛み合うし先手取れるようになるしいいかなと思ったんですが素引きしちゃうと割れないし、今どのくらい刺さるのかもわからないし、試す時間もなかったのでお蔵入り。

twitterで探すと勝ってるレシピも出回ってるようでしたので、採用したい方はそちらを参考にされてください。

 

弩弓部隊

役割的にはエネコンあたりと選択になると思うけど、罠過剰になっても弱いのでいろいろ調整しないとあかんやつですね。

現状は無し寄り。

 

 BF-隠れ蓑のスチーム

うまく回れば強いし役割も理解してるんですが、試した時素引きしたら本当に仕事なくて、手札事故との戦いが避けられないデッキでこの状況はよくないなと思って結局抜きました。

 

環境との相性

閃刀姫…〇

シャークキャノンに対応できさえすれば相性は悪くなく、ディアボロスのスペックと罠、リリース除去といろんな要素が刺さります。

エンゲージからのアドバンテージは当たり前に強いですが、ディアボロスやリリスで足踏みさせてからのウィルスでわりと間に合います。

 

魔術師…〇

いくらか誘発がささりやすく、リリスによる障壁ループという必殺技もあるのでこちらも相性は悪くないです。

 

セフィラ…〇

戦い方はおおむね魔術師と同じですが、カウンター罠含む強い妨害が多いのでその分ちょっと戦いにくいのかなって思います。メインギミックに後ろ触るカードがないので。

一回崩せれば障壁からマウント取れるのはペンデュラムテーマ共通。

 

オルターガイスト…◎

リリース除去がかなり刺さるのとディストピアに触れる手段がそれほど多くない、ディアボロスの耐性を突破するのが大変(ヘクスティア出して上から殴るくらい?)、闇デッキがエンドカードになれるなど環境上の相手の中では比較的やりやすい部類だと個人的に思います。

新弾後はパンクラトプスとかいう超ハイスペック罠踏むマンが登場し、このデッキにも採用されるため更に戦いやすくなりました。

 

彼岸…◎

ディアボロスの突破手段が限られるため単純に置いておくだけでも強く、またディストピアを発動するだけでベアトリーチェの効果を踏める(リリスを召喚すれば優先権でどけられるため構えていられない)など、基本的には戦いやすい相手です。

ヴァレルロードを対処できさえすればぐっと勝ちに近づけます。

 

インフェルノイド…×

おおむね無理ってくらい相性が悪いです。

墓地除外の効果でこちらの手数を削られますし、芝刈りやモンスターゲートで会話不能の上からワンキルを叩き出されると普通に死にます。

また、ワンキル狙いで後手を取ってくることがあるためこちらのプランと噛み合わないし、先攻渡せたところでデカトロンや狂宴で比較的容易に妨害を作れる分こちらと差がある感じ。

 

先攻ワンキルいろいろ…×

後手とるプランと致命的に噛み合ってない。

分布全体で見ると数は少ないから誘発で止まらなかったら何使っても負けと割り切って臨んでいますが、

数が増えて来たならデッキ選択の見直しを迫られるのは間違いないです。

ワンキルに限らず事実上ゲームエンド級の盤面を作れる超展開系デッキ(SPYRALとか)も含め、手札誘発で失速させて地上戦に持ち込めるかどうかの戦いになります。

 

 

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ではでは。